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聖書がやってきた13
UBS(United Bible Societies)聖書協会 世界連盟第6回
聖書の製作ということ
日本聖書協会 前総主事 佐藤邦宏
今自国の聖書以外の聖書をそれぞれの国の必要に応じて、最も大量にかつ効果的に製作しているのは韓国だと思われます。具体的な数字を挙げることはできませんが、効率的に、各国語の聖書の製作に誠意をもって製作、配送に当たっておられます。
日本語聖書は今のところわが国で製作されています。聖書は、種類も多く、形によって使用する印刷用紙、表紙の材質も違いますので、製作は大変企画力が要ることなのです。たとえば、学参期と呼ばれる学校の新学期用の聖書は、聖書、この場合旧新約聖書ですが、聖書を13万冊、新約聖書約7万冊を新学期までに製作し、流通にうまく載せなければなりません。
中型の旧新約聖書1万冊製作するためには、ニューバイブルペーパーと呼ばれる用紙77枚必要で、その重量は1万冊分で12トンにも達します。印刷用紙を積み上げるとすれば、あの薄いバイブルペーパーで35メートル、12トンにもなるのです。新学期用の聖書は、旧新約聖書でおよそ13万冊ですから、用紙だけで150トンにも及ぼうという数字になります。新学期用は旧新約聖書、そして新約聖書合わせて20万冊ほどですからその分量はご想像ください。当然それらの製作がタイミングよくなされる必要があります。それ以外の聖書製作も、もちろん並行して行われています。
これらを製紙、印刷、製本、そして保管、さらに出荷とスムーズにこなすためには、製紙、印刷、製本、そして輸送等の各業者の協力、それに勿論聖書協会の企画、管理の能力が問われることになります。聖書協会も大変ですが、製紙、印刷、製本、そして輸送の各業者も、協力して企画し、それこそ心を合わせて、聖書がスムーズに、皆様の手に届くよう協力して毎年この時期を過ごしています。
もちろん聖書製作は、学校のためだけではありません。その他の団体、一般の需要に応えるために製作業者、流通業者、そして聖書協会は一心同体となって皆さんのお手元に届きますよう努力しています。
これらの作業も、聖書協会世界連盟の指針ではかなり標準化されて、指針に従えば作業がかなりスムーズになされるように配慮されています。聖書製作に当たられる業者の皆さんも協力的であり、製本の大部分を引き受けておられる業者の責任者の方は、親子3代目の社長を就任させようというところで親子代々聖書製作に当たってくださっています。このような多くの誠意ある皆さんのご協力によって、日本の聖書製作の現場は支えられているのです。心から感謝をもってご報告いたします。
2003.Dec.25
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