Brief Summaries on Each Books
聖書各書解説 7
旧約聖書 -ヨシュア記-
(旧約聖書340頁) この解説の聖書は、「聖書 新共同訳」(日本聖書協会)を用いています。
日本聖書協会 前総主事 佐藤邦宏

 「ヨシュア記」には、神の約束の地であるカナンに、イスラエルの民族が、どのように定住していったかが示されています。書名になっているヨシュアは、モーセの死後、イスラエルの民の指導者となりました。カナンは、北はレバノン山、南は現在の死海の南岸、西は地中海、東は、ヨルダン川の東、アンモンに接する地域です。現在のイスラエルをご想像ください。
 「ヨシュア」記は、二つの部分に分かれています。第1の部分は(1〜12章)には、主なる神が、イスラエルがカナンの町々を占領する手助けをされた様子が描かれています。あるときは、奇跡として示されています。例えば、エリコの戦いでは、城壁が崩れ落ちるという奇跡が起こりました(6:20)。また、ギブオン人との戦いでは、主が大石のような雹を降らせられたので、大勢が命を落としました(10:1〜15)。
 さらに、イスラエルの民が、礼拝の契約を犯すと、主は、彼らを助けることを拒まれました。例えば、アイの戦いがそれです(7:1〜12)。
 この書の第2の部分(13〜24章)には、各部族が、どのように土地を分け与えられたかが示されています。ヨルダン川の東側では、すてにルベン族、ガド族、マナセの各部族が所有していました。それらの部族は、他の部族が、カナンの残りの地を占領するのに手助けをしなければなりませんでした。ユダ族、エフライム、マナセの各部族も、それぞれの土地をくじで受け継ぎました。残りの土地も、それぞれの部族が、割り当てを受けました。レビ人は、他の部族のように広い土地の割り当てはありませんでしたが、町々を与えられ、カナン全土に拡がりました。
 この書の終わりに、ヨシュアは、二つの言葉を遺して言いました。神は、いかにイスラエルの民を導かれたか、そして民全体に、主なる神の言葉を告げました。

「主を畏れ、真心を込め真実をもって彼に仕え、あなたたちの先祖が川の向こう側や、エジプトで仕えていた神々を除き去って、主に仕えなさい」
(ヨシュア記 20:14)


「ヨシュア記」の内容
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ヨシュア、イスラエルの指導者となる 1:1
イスラエル、ヨルダン川を渡り、エリコを攻める 1:10 6:27
アカンの不服従 7:1 26
アイの戦い 8:1 35
ギブオン人の抵抗と服従 9:1 27
ヨシュア、日に止まるよう指示 10:1 15
イスラエル、カナンの多くの土地を占領する 10:16 12:24
イスラエルの未占領の土地 13:1
ヨルダン川東側のモーセが部族に与えた土地 13:8 33
ヨルダン川西側の土地 14:1 19:51
逃れの町 20:1
レビ人の町 21:1 45
ヨルダン川東側の部族の帰還 22:1 34
ヨシュアの告別の言葉 23:1 24:33

 この「聖書各書解説」は、聖書をお読みになるためのガイドの役割を果たすためのものです。ぜひ聖書そのものをお読みになってください。ご質問や、もっと知りたいと思われる方は、ぜひお近くのキリスト教会をお訪ねください。教会には、その歴史や伝統で、違いがある場合がありますが、もしお気に召さなかったら、別の教会も訪ねてみましょう。ご質問等、あるいは教会についてのお尋ねは、承りますので、ご遠慮なくどうぞ。
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