|
Brief Summaries on Each Books
聖書各書解説 9
旧約聖書 -ルツ記-
(旧約聖書421頁) この解説の聖書は、「聖書 新共同訳」(日本聖書協会)を用いています。
日本聖書協会 前総主事 佐藤邦宏
「ルツ記」は、士師時代のイスラエルの家族生活を垣間見せてくれます。後に、この家族は、イスラエルの中でも、重要な役割を果たすことになります。というのは、ルツの直系の子孫から、イスラエル王ダビデが誕生することになるからです。
もう一人重要な人物はナオミで、夫と、二人の息子と共に、士師の時代に、飢饉から逃れて、ベツレヘムから移り住んできました。しかし、夫も息子たちも、移住先のモアブで亡くなりましたので、故郷に帰ることにしました。息子たちは、それぞれモアブで結婚していて、兄の妻はオルバ、弟の妻はルツといいました。故郷のベツレヘムへ帰るとき、ナオミは、二人の息子のそれぞれの妻達に、モアブに留まり、新しい夫と結婚するようにと言いました。しかしルツは、それを断り、ナオミと共にベツレヘムへやってきました。そこで、夫の親戚であるボアズと出会うことになります。
律法によると、モアブの女は、イスラエルの民となることはできません。しかし、「ルツ記」の後半では、、ルツが、いかに心から主を信じ、主に従うようになったかが記されています。
「あなたを見捨て、あなたに背を向けて帰れなどと、そんなひどいことを
強いないでください。
わたしは、あなたの行かれる所に行き
お泊まりになる所に泊まります。
あなたの民はわたしの民
あなたの神はわたしの神。
あなたの亡くなられる所でわたしも死に
そこで葬られたいのです。
死んでお別れするのならともかく、そのほかもことであたなを離れるよ
うなことをしたなら、主よ、どうかわたしを幾重にも罰してください」
(ルツ記 1:16〜17)
|
|
「ルツ記」の内容
|
 |
|
|
|
| ルツ、ナオミに従う |
1:1 |
〜 |
22 |
| ルツ、ボアズに会う |
2:1 |
〜 |
23 |
| ナオミ、ルツに計画を授ける |
3:1 |
〜 |
18 |
| ルツとボアズの結婚 |
4:1 |
〜 |
22 |
|
この「聖書各書解説」は、聖書をお読みになるためのガイドの役割を果たすためのものです。ぜひ聖書そのものをお読みになってください。ご質問や、もっと知りたいと思われる方は、ぜひお近くのキリスト教会をお訪ねください。教会には、その歴史や伝統で、違いがある場合がありますが、もしお気に召さなかったら、別の教会も訪ねてみましょう。ご質問等、あるいは教会についてのお尋ねは、承りますので、ご遠慮なくどうぞ。
2001 Jun. 23
|