画像で見る聖書の歴史
資料編1
粘土板に書かれた文書 (バビロニア洪水物語)
日本聖書協会 前総主事 佐藤邦宏

はじめに
 このコラムでは、聖書の歴史資料、写本、翻訳等を、画像でお目にかけようと思います。それはわくわくするような世界です。さらに聖書を身近に感じていただいて、聖書を読んでみようという意欲をお持ちいただきたいと願ってお届けいたします。
 なお、わたしは、これらの画像の内、68枚ほどを、オーバーヘッド プロジェクター(OHP)のフィルムにして、多数の方々にご覧いただけるようにしています。ご利用いただければ幸いです。なお、この文の最後にご案内を掲載いたしますので、よろしければご利用ください。

1 粘土板に書かれた文書(バビロニア洪水物語)
粘土板(大英博物館所蔵・撮影:佐藤)
 大英博物館には、1000年(BC)よりもっと古いといわれている粘土板(タブレット)が展示されています。例えばその中で、1635年(BC)に書かれ、メソポタミアのウルから出土したといわれる「バビロニア洪水物語」が人々の目をひいています。
 これは粘土板で、文字が整然と書かれています。説明によると、「アトラハシス(Atrahasis)が、動物たちと、船に乗って、その洪水から救われた」と書かれているのだそうです。何だか「ノアの洪水」を思い起こさせてくれます。当時、このような洪水伝説は数多くあり、事実、メソポタミア地方では、洪水が頻繁にあり、むしろそのため多くの作物に恵まれたという報告もあります。
 このタブレットは、聖書そのものではありませんが、聖書が、部分的に、最初に書かれた頃、このようなタブレットのように粘土板に書かれたといいますから、聖書の最初の姿を想像してみるのもよいのではないかと思います。

 次回は、同じく大英博物館の「テーラーシリンダー」で、6月25日頃掲載いたします。

ご案内
 わたしが所有し、講演等に活用させていただいているOHPフィルム化した資料のリストを差し上げます。メールで、添付資料としてお届けいたします。ただし、テキストは、Microsoft Wordです。これは、無償で贈呈させていただきます。メールでお申し付けください。また、OHP資料のご説明等も承ります。教会、学校の集会、研修会等にご利用いただければ幸いです。ご希望を承ります。
2001.May.29
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