2000年11月2日より19日まで、東京初台の東京オペラシティーで、キリスト教会の教派を超えて 協力して開催されました「東京大聖書展」に思いを寄せ、その成功を願い、「協賛プログラム」として、9月から4回にわたり、以下の「簡易旧約聖書年表」をこのホーページによりお届けしてまいりました。

 私は、1987年4月から99年3月まで12年間の日本聖書協会総主事在任中、537回にわたり、教会、学校、諸団体、諸会合でお話をする機会をいただきました。その都度、申し上げたのは、「聖書を読む時は、必ず聖書地図、できれば地形の高低差が分かる聖書地図と聖書年表を脇に置いて、参照しながら読みましょう」ということでした。しかし、寡聞にして簡便な「聖書年表」、それも出来事が聖書のどこに書いてあるか示している簡便な「聖書年表」に出会うことができませんでした。それで、おこがましくも「自分で作ってみよう」ということになり、この9月から12月まで4回に「試作 簡易旧約聖書年表」を厚かましいとは思いながらお届けしようと思います。まだ、旧約聖書の専門の先生に校閲もいただいていない試作品です。今回は、恥を忍んでお届けいたします。

 どうぞ、個人でご参考になさる程度でお用いください。他の方にコピーその他でお渡しにならないでください。そしてお気付きの点をぜひご教示くだされば幸いです。いずれ良いものに育て、皆様のお役に立てるようにしたいと思います。

 とにかく多くの方々に聖書を読んでいただきたいと願っています。ご理解とご支援のほどお願いいたします。


 

簡易旧約聖書年表(ダビデ王以降 BC1050-800) 1

*凡例:下線は聖書記載の個所。エジプトは青緑、諸外国はで表示。
     ア=アッシリア、バ=バビロニア、シ=シリア、ダ=ダマスコ、
     ペ=ペルシャ、新=新バビロニア帝国。
     王国分裂後 ピンク=ユダ緑=イスラエルの出来事
     赤=イスラエルの重要な歴史事項、人物を示す。
     =その人物がしばらくの期間活躍した事を示す。

 

エジプト
パレスチナ
諸外国

BC1050
プスセンネンT世
リビア人台頭

サムエル アッシリア帝国
  1033 ダビデ誕生 1026バビロニア第4王朝 滅亡。
  イスラエル王国 バビロニア第5王朝(1025-1005)
  サウル(1012-1004) バビロニア第6王朝(1004-985)
 

1012サウル即位、イスラエル王制樹立(サム上 8-12章)

  サウル、ヨナタン、ペリシテ人と戦う。(サム上13章以下)
  王都ギブアの建設。
  1004ギルボアの戦い。サウル、ペリシテに敗れる。(サム上31章)
  イシュ・ポシェト、アブネルの支援下で暫定王権樹立。
  ダビデ(1004-998・ヘブロン)
  エシバアル(1004-1003)
  ダビデ、ユダの王となる。(サム下2章1-4)
  1003ダビデ、イスラエルの王となる。(サム下5章1-3)
アメンエムオペト(993-984) ダビデ(997-965・エルサレム)
  ダビデ、エルサレム征服。新王都建設。(サム下5章6-12)
  ◇ダビデ、対外遠征。(エドム、モアブ、アンモン、アラム、ペリシテ征服)(サム下8章1-14)
オソコル(989-978) 『ダビデ台頭史』(サム上16章14からサム下5章25)
  官僚体制整備。
  986ソロモン誕生。(サム下12章24-25) バビロニア第7王朝(984-979)
シアメン(978-959) ダビデ、ティルスをはじめとするフェニキア諸都市と同盟。
  972アブサロムの乱。(サム下15-18章)
  シェバの乱。(サム下20章1-22)
  ◇王位継承をめぐり、宮廷を二分する争い。(ソロモンとアドニヤ)(列王上1章)
プスセンネスU世(959-945) ソロモン(965-926)
  962ソロモンの即位。(王上1章32-40)《ヤハウィスト文書》
  『ダビデ王位継承史』(サム下6、7章、9-12章、王上1章1-2章11)
  962-955エルサレムに神殿建設(王上5章15-8章)
  ◇ ソロモン、エイラト、エツヨン・ゲベルに開港。船団交易開始(王上9章26-28、10章11-29) バ・国内分裂
シ・イスラエルと共同で海上交易。
(王上9章27他)
シ・ダマスコを中心にアラム人諸都市、イスラエルから独立。
(王上11章23-25)
第22王朝(945-715)
リェシュンクT世
◇経済的繁栄。知恵文化の発展(王上5章1-14)。諸外国との同盟、政略結婚による異邦人の妻たち、エルサレムに住む(王上11章1-8)。異教祭儀の導入。
  927 ヤブロアムの乱。(王上11章26-40)
  926王国分裂。(王上12章)
 
南(ユダ)王国
《ダビデ王朝》
レハブアム(926-910)
北(イスラエル)王国
《ヤロブアム王朝》
ヤロブアムT世
(926-907)
ア・アッシュルダンU世(934-912)
924 エジプト王シシャクT世 パレスチナ遠征。国境めぐり両国紛争。(王上14章30、15章6-7)
  レハブアム、貢納を課せられる。(列王上14章25-26) シケムに王都建設。
オソルコンT世

アビヤ(910-908)

ベテルとダンに金の子牛の聖所開設。(王上12章28-33)

アビヤ、ヤロブアムと対決。北王朝の領土一部奪回。(代下13章2-25)

  アサ(908-868) ナダブ(907-906)
  祭儀改革により異教的要素の一部を排除。(王上15章11-15) ◇ナダブ ギベトンにペリシテ人を包囲。(王上15章27)  ア・アダドニラリU世(911-891)
    906パシャ、クーデターによりヤラベアム一族を根絶。(王上15章29)
タケトロT世(889-874) 885イスラエル、ユダ攻撃。ラマに砦建設。 《パシャ王朝》パシャ(906-883) ダ・ダマスコのベンハダドT世(890頃)
  アサ、バシャの攻撃に対抗し、885ダマスコのベン・ハダドに支援を要請。イスラエルに侵入。ゲバとミツバに砦建設。 885イスラエル、ユダ攻撃。ラマに砦建設。(王上15章16-17) シ・885ユダと同盟イスラエル攻撃。(王上15章18-22)
    エラ(883-882)
    882ジムリ、クーデターによりバシャ一族を根絶。7日後に自殺。(王上16章8-18) ア・アッシュルナンバルU世。
軍事技術の改革。
騎兵の導入。
周辺民族支配。
    882-878ティブニとオムリの権力闘争。オムリ即位。(王上16章21-22)
    《オムリ王朝》オムリ(878-871)
オソルコンU世(874-850)   876サマリヤ遷都。(王上16章24)
  ヨシャファト(868-847) アハブ(871-852)
  エリヤ、干ばつを預言。(王上17章1-王下1章11)
  867ヨシャファト、アハブと同盟。(王上22章) ユダ、ティルスと同盟。
  ◇ヨラム、アタルヤと結婚。(王下8章18) ◇アハブ、イゼベルと結婚。
  ◇ヨシャファト、エドムを併合。(王上22章48) ◇バアル宗教蔓延。(王上16章31-33、18章16-40)
  ◇船団交易を企て失敗。(王上22章49) アラム人侵入。(王上20、22章)
  ヨシャファト律法教育徹底。(代下17章7-9)
    853アハブ、カルカルの戦いに参加。 ア・カルカルの戦い(シャマネセルV世とシリア、パレスチナ連合軍)。
    アハズヤ(852-851)
    ヨラム(851-845)北王国第9王。
850 タケトロU世   850モアブ、イスラエルより独立。
  ヨラム(847-845)南王国第5王。 ア・ シャマネセルV世、バビロニア征服。(王上1章1、3章4-27)
  ◇エドム、ユダヤから独立。(王下8章20-22) 845イエフ、クーデターによりオムリ王朝を根絶。バアル宗教を排除。(王下9-10章)
  アハズヤ(845)
  アハズヤ、イエフのクーデターに巻き込まれ殺される。アルタヤ権力を掌握し、王家の一族殺害。(王下11章1-3) 《イエフ王朝》イエフ(845-818) ダ・ダマスコ王ハザエル(845-802)
  アタルヤ(845-840)

イエフ アッシリアに朝貢。

ア・イエフの朝貢受ける。(王下10章32-33)
  祭司ヨヤダの革命(アタルヤ処刑、ダビデ王家再興)(王下11章4-20)
  ヨアシュ(840-801)
  ◇国の民(アム・ハ・アレツ)の活動。(王下11章17-20)
シシャクV世(825-777) 818 ヨアシュ、基金制度を設け神殿修復。(王下12章1-6)
  814ダマスコのハザエル、ユダに侵入。ヨアシュ、朝貢を課せられる。(王下12章18-19) ヨアハズ(818-802)
ハザエル、東ヨルダン地方征服。
ヨアハズ(818-802)
  801ヨアシュ、アラム人から領土奪回。(王下13章25) ア・アダドニラリV世(810-783)
  ヨアシュ、家臣により暗殺される。(王下12章20-21) ダ・ダマスコ陥落。